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僕の1週間戦争〜虫垂炎(盲腸)で入院した話〜

盲腸_アイキャッチ
ノスケ

最近めちゃくちゃ寝付きが悪いです。いろいろ原因はあるのでしょうが少しでも改善するために、今日は久々に湯船にお湯を張ってゆっくり浸かりました。体が冷えないようにすることは大切です。みなさんも風邪引かないように気をつけてくださいね。

どうも、ライターのノスケです。美味しいものを食べているときって幸せですよね。でも何も考えず食べていると、健康面で支障をきたすことがあるので要注意。僕みたいにお腹の病気になるかもしれませんよ。

前回、キララ九条商店街の記事を更新したのですが、この翌日に盲腸になりました。しかも3回目なんですよね……。約1週間の入院生活で得たものもあれば失ったものもあります。

今回は、そんな僕の入院生活のお話をお届けしていきます。

まずは僕のお腹関連の病気遍歴をご紹介

さて、みなさんは病気をして入院したことがあるでしょうか。「今まで一度も入院したことないよー!」という超健康な方もいれば、さまざまなことが原因で入院の経験がある方もいることでしょう。

僕がはじめて入院を経験したのは、小学校4年生の頃です。夜中にいきなりさ、お腹が痛くて目が覚めました。親を起こして伝えるものの、少し休んだら治るかもということで翌朝まで様子見をしていた記憶があります。

実際、翌朝になってみると腹痛はさらに悪化……。急いで親に病院へと連れて行ってもらいました。病名は「急性重症膵炎」。みなさん聞いたことがありますかね。膵臓の病気です。

ここから約半年間の入院生活がはじまります。もちろん絶食。食べるのが大好きだった当時の僕には、大変辛かったものがあります。ちなみにこの頃の好きな食べ物は、「ラーメン・焼き肉・ポテトサラダ」でした。THE ハイカロリーズ。

原因不明といわれていたんですけど、個人的にはやっぱり食生活なんじゃないかなと思っています。しらんけど。そして膵炎が原因で胆泥(胆のうに泥のようなものが溜まるやつ。胆石の泥状みたいな感じだと思う)ができてしまい、再入院することになります。

無事退院後、定期的な通院と服薬による治療を行なっていましたが、「もう大丈夫だろう」という判断で、それから15年くらいは特に何もありませんでした。

社会人になりまさかのストレス性胃腸炎発症!!

それから立派な社会人になった僕は、とあるITベンチャー企業に就職。ただでさえメンタル面が弱い僕は、知らずしらずのうちにストレスを抱えていたようです。あるときストレス性胃腸炎を発症しました。

トイレの記憶しかありません。間違って「ゲリゲリの実」でも食べたんかなと思いました。本当に胃腸が弱い……。緊張とかすると、本当に胃がキリキリしますよね。めっきり緊張する場面に立つことは減りましたが……。

女性は便秘の悩みを抱える方が多いと思いますが、男性は反対に下痢が起きやすいみたいなことをテレビで見た気がします。あと男の人って大便行くとめちゃくちゃ長くないですか? あれなんなんですかね。

余談ですが、このほかにも扁桃腺炎で入院したこともあります。夜ご飯に焼き魚を食べたとき、喉に骨が引っかかって違和感があったんですよね。でもその日から田舎に帰省しないとダメで放置してたんです。

車で5時間ほどかけて親の実家がある愛媛県に向かいます。到着するやいなや、あの手この手で「魚の骨が喉に引っかかったときの対処法」を実践しました。お米を飲み込んだりお酢を飲んだり……それでも違和感はなくならず……。

気づけば喉ちんこがめちゃくちゃに腫れ上がって、気道を塞ぐほどの大きさに……。まじで寝てたら窒息死するかと思った……。喉が気持ち悪くて、ゴクンと飲み込むと腫れ上がった喉ちんこまで飲み込めました(ヒエ……)。

まさか愛媛県で入院することになるとは……。家族はみんな先に帰っちゃうし。退院後はしばらくおじいちゃんちでゆっくりして、一人夜行バスで帰りました。

2019年に1回目の虫垂炎(盲腸)発症

さて本題までが長くなりすぎました。前置きとかそういうレベルじゃないですね。たしか2019年の夏ごろ、いつも通り出勤してお昼ごはんを食べ終わったら、何だかみぞおちあたりに違和感が……。痛いというか、なんだかムカムカするような感じでした。

お腹の痛みには超絶敏感なので、「いつもと違う痛みやな……」となんとなく不安がよぎります。トイレに行ってみるものの、特に出るものもなく変な痛みだけが続きました。そして次第に痛みは、右下腹部へ。

普段からインターネットを使う仕事をしているので、こういうときの情報リサーチはお手の物。症状的に「虫垂炎」っぽいなと自己診察しました。その日は、なんとか仕事を終えて帰宅し、夜ご飯は自主的に食べるのを控えました。

とりあえず様子を見て、翌日に痛みが治まらなかったり悪化したりしてたら即病院に行こうと思い眠りにつきます。そして翌日、案の定痛みは引いていませんでした。そして若干の発熱。これも虫垂炎の症状の一つです。

問診票に「下腹部の痛み」や「発熱」と書き込みます。医師の診察を受けるときには、「最初はみぞおちが痛かったんですけど……たぶん盲腸かなって……」と伝えました。

血液検査やらを終えて結果を聞くため再び診察室へ。すると「君の言うとおり盲腸やね。」と言われて、なぜか病名が当たって嬉しい気持ちになりました。そうだよ、アホだよ。

このときは、はじめての発症ということで点滴で散らす方法を選択。できれば外科的な手術は受けたくない……。数日入院して、このときは無事治りました。

しかし盲腸って、一度なると摘出しない限り再発率が爆上がりするんですって。案の定、約1年後に再発。このときは、仕事を休むのも申し訳ないし入院費かかるの嫌だったので、通院で点滴を打ってもらい、プラス飲み薬を処方してもらって治療しました。

安心したのも束の間、3回目の発症へ

2回目の盲腸になってから1年も経たずに3回目を発症しました。これが「キララ九条商店街」周辺で爆食いした翌日です。このときばかりは、絶対に暴飲暴食が原因だと自分では思います。

絶飲食!!!!
絶飲食!!!!

看護師さんが持ってきたやつ。「絶飲食」だけならまだしも、後ろのエフェクトなんやねん。「絶対に飲食したらあかんで! 絶対やで!」と言われている感じ。これはあれか? 芸人の「押すなよは押せって意味」みたいなやつか?(違います)

ふと思ったけど、毎回入院するとき絶食してる……。もはや慣れっこですよ。さすがの3回目の発症ですから、僕も盲腸を切る覚悟です。やってやんよ……やってやんよ……!!

キャラメルラテ
キャラメルラテ

よく見たら翌日の21時から絶飲食って書いてあるんですね。食べるのはダメだけど飲むのはいいよといわれたので、最後の晩餐的な意気込みで、詰所横のカフェスペースに設置してある自動販売機でキャラメルラテを飲みました。

甘い……(涙)

甘くて美味しかったです。このときの味は一生忘れません。翌日にも、もう一杯飲みました。そして21時がやってきます。消灯時間でした。普段、夜型人間に加えて夜更かししまくりなので、まじで21時とか寝れんよ。

手術当日までにいろいろとしなければならないことがあります。まず看護師さんに「下の毛、剃ってね」と言われました(実際はもっと健全で適切な言い方です)。

除毛クリームepilat
参照元:Amazon

お腹まわりの毛を剃らないとダメなんですよね。ほんのちょっとだけ「看護師さんが塗ってくれるのでは?」と期待しましたが、除毛クリームを手渡され、「シャッ!!」とカーテンを閉められました。

一人で除毛クリームを塗って剃毛プレイ……。なかなか虚しいものがあります。あ、ちなみによく聞かれるのですが全剃りはしてないですよ。

マグコロール
マグコロール

そして手術の前に「マグコロール」という名の下剤を手渡されます。これで胃の中をきれいにしないといけません。ていうか成分「クエン酸マグネシム」だけなんや……。味は、クエン酸って感じの味でした。不味くはないけど美味しくもないです。

手術前に執刀医の方がご挨拶と手術の説明にやってきました。今回、僕が受けるのは「腹腔鏡下手術」という術式。数カ所に穴を開けて行う方法みたいです。

「おへそに穴開けるから、傷跡も目立ちにくいので」と言われましたが、おへそに穴開けるとか絶対に痛いやん! おへそちょっといじったらお腹痛くなるのに、穴開けたら絶対ヤバいやん! と内心では思っていましたが、表面上は「はい、はい」と冷静を装っていました。

目が覚めたときには無事に手術が終了

手術当日。手術室へは、自分で歩いていきました。まじでクローズ ZEROの時生の手術シーンかと思いましたよ。盲腸は、セメダインでは解決できません(病気全般、解決できません)。

手術台の上に横になります。耳元で麻酔科の先生か誰かが、「今から点滴に麻酔を注入していきますよ〜ちょっと痛いかもしれないです〜」と言って、たしかに痛いような熱いような感覚が点滴をしている腕の血管を巡ります。

「……さ〜ん……すか……いらさ〜ん……」

遠くのほうで声が聞こえます。

「平さん、聞こえますか〜?」

誰かが俺の名前を呼んでいる……。

「手術終りましたよ〜」

寝て起きたら、もう手術は終わっていました。目が覚めたとき、めちゃくちゃ寒くて震えていたのを覚えています。それからまた気づいたら寝ていて、病室のベッドの上でした。

麻酔の影響? か何かで寒くて電気毛布が被せられています。また血流をよくするために、フットマッサージャーみたいなやつを付けられていました。他にも指先に何かを付けられていたり、点滴を付けられていたり……。

そして一番の恐怖だったのはそう……。

尿道カテーテル……!!

早くこの拘束から解き放たれたくて、とにかく眠り続けました。寝すぎて頭痛くなったけど、さらに寝て解決しました。どれくらい寝たでしょう。とにかく早く時間が経ってほしかったです。担当医が来て問診を受けます。

とりあえず電気毛布とフットマッサージャーと指先についていたやつを取ってもらいました。しかし肝心の尿道カテーテルは、まだ取ってもらえません……。看護師さんに多少の寝返りは打っていいよって言われたけど、怖くて動けませんでした。

翌日くらいになって、ようやく尿道カテーテルを取ってもらえることになりました。おばちゃん看護師が対応しました。

「抜くとき、ちょっと気持ち悪いかもしれないですけど我慢してね!」

相場で「抜く」は気持ち良いはずなんよ……。

「はい、イクよ! 力抜いて! 3、2、1! はい!!」

ちょっとまって。そんな年末のカウントダウンみたいに盛り上げんでいいから……と今なら思いますが、当時の僕はビビりまくり。絶対痛いやんと思っていたので。でも思ったより痛くなくて、ただただ気持ち悪い感じでした。

そして大変なのはこのあと……。トイレをするときに、めちゃくちゃ違和感……。出ている感覚はあるのに出てこない……!? しばらくして出てくるのですが、それが本当に気持ち悪かったです。しかもちょっと痛い……。血出てるし。

手術から数日後、ついに飲食解禁!!

手術を終えて数日後、ついに食事が出されるようになった。久々に口から食べ物を入れるというのは本当に嬉しい。「病院食は不味い」なんてよく言うけど、それでも食べられることが幸せです。「早く食べたい、楽しみ」そういう気持ちでいっぱいでした。

病院食1日目夜
病院食1日目夜

夕ご飯から開始でした。想像していたよりも、かなり豪華……! 今まで大体おもゆからスタートだったのですが、今回は何分粥かからでした。しかも割と固形の食べ物……。そして病院食カリフラワー使いがち。冷奴が一番美味しかった。

満足度:★★★☆☆

病院食2日目朝
病院食2日目朝

午前8時。朝食が運ばれてきます。まぁまぁまぁ。これくらいは、全然許容範囲ですよ。マーガリン塗ってポテサラサンドにして食べました。スイカもデザート感覚でいけます。牛乳は好きなので問題なし。

満足度:★★★☆☆

病院食2日目昼

午後12時。お昼の時間です。病院は本当にやることがないので、ご飯の時間だけが唯一の楽しみ。今回は、なんと麻婆豆腐!! これは普通に美味しかったですが、お粥には合わん! あと謎汁。

満足度:★★★★☆

病院食2日目夜
病院食2日目夜

白身魚が救いです。この時代にふかし芋食べるとは思ってませんでした。おかゆの量に対して、ご飯に合うおかずが圧倒的に少ない。お昼が麻婆豆腐だったからなのか、気持ちヘルシー寄りでしたね。

満足度:★★☆☆☆

病院食3日目朝
病院食3日目朝

朝ごはん史上で一番テンションが下がりました。食パンと生トマトと生パイナップル。一瞬パイナップルが卵焼きに見えた自分が悔しいです。せめてトーストしてくれぇ〜!!

満足度:★☆☆☆☆

病院食3日目昼

いや、無理してお粥いらん!!

このぶっかけうどん的なやつは、麺にコシこそないものの美味しかったんですよ。錦糸卵やエビ、椎茸と具だくさんでよかった。煮物も薄味ですけど普通に食べられますし、デザートの杏仁豆腐も美味しかったです。

ただうどんあるから、お粥いらん!!

満足度:★★★★☆

病院食3日目夜

味がないんよ……。メインらしき料理は、鶏肉にチーズが乗っけてあるやつです。鶏肉のチーズ乗せ。響きは美味しそうですけど、味がチーズのわずかな塩気しかない。頼むからお粥が進む味付けにしてくれ!!

楽しみだったご飯の時間が徐々に嫌になってきました。

満足度:★★☆☆☆

病院食4日目朝
病院食4日目朝

でしょうね。

りんごジャムが一番美味しかった。

満足度:★☆☆☆☆

病院食4日目昼

サラダ的なやつ撮るの忘れてました。魚好きなので、これは美味しかったです。みぞれ煮的なやつでしたね。ご飯に対して、白米に合うおかずが少ない……。ただオクラをこの状態で食べるのははじめてでした。

そしてこれが最後の病院食。「今日こそ、普通のお米くるかな」と思いながら最後までちゃんとお粥でした。

無事退院、さよなら盲腸。

まだ食事面では様子見ながらでしたが、無事退院することになりました。やっと好きなものが食べられる! 好きなことができる! 好きな場所に行ける! その開放感たるやもう……。

でも病院食って本当に人間に必要な栄養素とか考えられているんでしょうね。そうだとしたら、普段かなり余計に摂取していると思います。そりゃ生活習慣病とかなるよね。

あと入院中まじで規則正しい生活しすぎました。朝5時に起きて夜21時に寝るという老後みたいな生活。それも退院してしばらくすると、見事に崩れてしまいましたが。

というわけで今回は、僕が盲腸で入院したときのお話をお届けしました。もし体の異変を感じたら、できるだけ早く病院に行くことをおすすめします。僕みたいにネットの情報だけで自己診察したり様子見たりするより、すぐ専門医に診てもらったほうが確実ですからね。

ノスケ

中国の薬膳に「同物同治(どうぶつどうち)」って言葉があるのご存知ですか? 「体の中の不調な部分を治すには、調子の悪い場所と同じものを食べるのがいい」という考え方なのですが、これやりたいんですよね。まぁもう盲腸取っちゃったので再発することはないんですけど、盲腸が食べられるホルモン屋さん誰か一緒に行きませんか?

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平 慎之助@ノスケ
フリーのライター兼編集者、独身アラサー男子やらせてもらってます。文章書いたり写真撮ったり動画撮ったりラジオ録ったりしてます。ファッションが大好きで、特にストリート系やスケーター系ファッションLOVEです。失恋をきっかけに、服に散財しすぎて貯金が底をついた経験があります。今日も元気です。 座右の銘は「しらんけど」